クリスマス、牛糞まみれの日Ⅱ


「宮ちゃん、こっちいいよ」
「ほんとにいいですねぇ」
「やっぱ車も入れないところはいいのがあるねぇ」


牛糞の品定めをする私たちです。
昨日入れたものは、半生くらいのが多かったのですが、
今日は昨日より奥に車を入れました。


すると!
牛糞がふかふかに変化している地帯にぶつかったのです。
スコップの入りはいいし、
臭いは少ないし、
何より色が黒くてすばらしいのです。


スコップを持つ手も軽やかに、
今日は8回くらい畑を往復しました。
疲れた・・・・
(軽トラをずっと運転してくれた三尾さんはもっと疲れたでしょう)


王国畑がいつか野菜栽培に適した土地になるように
夢を描いてやっています。


しかし、それにしても農作業は肉体労働です。
今日はちょっと腰に来てしまいました(情けない)。
化学肥料が流行ったわけもわかります。
作業の軽減化というのは、
世界の農業の流れなのですね。


私たちは、いったい何を目指せばよいのでしょう?
今のところは、江戸期にほぼ完成したといわれる
農業を学んでみたいです。
鴨川図書館に通おうかしら。


農業は、いまや思想です。
全てに理由づけが必要になってきています。
なにがおいしいのか、なにが安心なのか、
その基準も多様化しています。


一番の基本は、農作業は
現場から出発するということです。
私だって、頭から農作業に入ってきているので
えらそうなことはいえませんが、
それでも現場から考える、ということを続けたい。


食べておいしく、
作って安心な、
そんな野菜をみなさんにお届けしたいです。