旅立ちはそれぞれ

shizenoukoku2006-05-08



最近千倉の『クマさん共和国』に通っている
marinesさんよりメールを頂きました。
クマさん共和国というのは、里山帰農塾にも参加した
Oさんがやっている農園で、所沢と千倉、二拠点で
行なっています。
今回marinesさんは5日、6日を利用して、娘さんたちと
田植えをしてきたようです。
田植えの楽しみ、自分でやり始めた畑の楽しみを
メールで伝えてくれました。
以下、引用です。


『畑では、今回スナックえんどうが大ヒット、
春菊は収穫間に合わずにかなりが花として持ち帰りか放棄、
そら豆がアブラムシの猛攻を木酢液反撃の甲斐あって
なんとかしのいで半分位は空に向かって成長中、
ジャガイモいい感じ、つるなしインゲン芽吹き、
ししとうは雑草に混じってどれが若葉か不明、
二十日大根もう少し、
そして、帰り際にかぼちゃとにんじんを蒔いてきました。


50㎡位の小さな畑ですが、私にとってはワンダーランド
クマさんや隣の畑のおばあさんの指導を受けながら
何とか収穫までこぎつけてます。』


楽しそうな様子が伝わってきますね。
里山帰農塾に参加したことをきっかけに、
marinesさんが描いていたことがどんどん形に
なっているようです。


自分で自分のフィールドを見つける、これは自然王国活動の
目指すところです。

藤本敏夫は、「エコファーマーとウェルネスファーマー」という
論を展開しました。
業として農を営むものはできるだけ自然に負荷をかけない形で
作物を栽培する、それがエコファーマー。
業としてではなく、自分の生活に農的な営みを取り入れ、
自然との接点を豊かに保つ、それがウェルネスファーマーです。


大げさに言えば、
marinesさんは、王国をきっかけにしてクマさん共和国に出会い、
50㎡のウェルネスファーマーとして出発したのだ、と思っています。


自然王国活動は、自分のフィールドを探す人のきっかけづくり、
モデルを提供できるような存在でありたいです。
2003年から年5回里山帰農塾を開催し始め、徐々にではありますが、
鴨川へ移住し始める人も出てきました。
また、marinesさんのように活動の場をどんどん広げていく人も
現れています。


私のなすべきことは、王国という現場を充実させることだと思っています。
今がそれを行なう適期です。
やるべし!


marinesさん、今度は自家製野菜を王国に持ってきてくださいね!